燃料・環境について


 一般に船の動力はディーゼルで重油(C重油)や軽油を用いますが、環境への意識は大きく変わってきています。今やLNG(液化天然ガス)動力でもなく、水素燃料動力や再生エネルギー由来の蓄電池搭載などの導入が必須だと考えています。 


海洋環境規制

国際海運における地球温暖化対策の議論が前倒しで進んでいます。SOx、NOxの排出規制等にはより積極的に取り組んでいく必要があります。むしろ、自然の残る離島や沿岸地域の環境対策推進のきっかけとなるような役割を担いたいと思っています。


LNG(液化天然ガス)

天然ガスの熱量単位当たりのCO₂発生量は、石油の70%、石炭の55%。

 港湾における供給体制などに課題はありますが、選択肢に加わっています。しかし今後、脱炭素の流れを進めるにはやはりLNGや軽油などは補助的な役割にとどめることになっていくでしょう。


大型蓄電池

大型蓄電池の搭載を第一に検討しています。既に小型船舶用の蓄電池は開発されていますし、例えば発着港施設で太陽光や小型風力などによる再エネ発電が可能であれば離島での万が一の際の電源としても機能すると考えています。