これまで、日本の客船やフェリーは大規模な災害時などに、特に陸路からのアクセスが困難な際に、海から救命艇・一時避難所としての役割を果たしてきました。
客船やフェリーはそれ自体が「ホテル機能」として客室やシャワールームを持ち、レストランなどの飲食設備を備えています。
地震国日本ではいつどこで大きな地震が発生するともわかりません。陸路が遮断され必要物資の流通が滞ったり、温かい食事や風呂に入れなかったり、不自由な状態があることを目の当たりにしてきました。
日本は海に囲まれた海洋国。陸路がだめでもどんなところへでも上陸できるように水陸両用バスやエンジン付き高機能ゴムボートを数多く搭載した客船を複数保有することが大きな安心につながると考えています。
大手海運会社の商船三井は、客船「ふじ丸」を東日本大震災で被災された方に食事、入浴、休息のためのサービスを提供しました。
具体的な内容は、
(1)新鮮な野菜を中心とした食事の提供
(2)大浴場での入浴機会の提供
(3)客室の利用
(4)船舶公衆電話、携帯充電器の提供
(5)映画上映
などでした。
(商船三井公式ホームページより)
リオ五輪で米国バスケットボールチームは、セキュリティばっちりの客船をホテルシップとして活用しました。
例えば客室数1,000室の客船が日本に4隻あれば、4,000室のホテルが国内近海のどこにでも出動できることになります。
(CNBCのYoutube動画より)
港湾の整備されていない被災地には、沖合から水陸両用バスやエンジン付き高機能ゴムボートで救援に向かいます。
この客船には、普段は離島へのマリンレジャー用として、大規模災害時などの非常時には救援船として活動できるように、フェリーの車両用デッキを設けて水陸両用バスやエンジン付き高機能ゴムボートを搭載します。
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