今、新しい観光の潮流は、「何もないところにつくること」。何もないから星空がきれい、何もないから静か、何もないから自然が手つかず、・・・。何もないことを強みに、自然環境を十分にリスペクトしながら、新しい時代の観光のあり方を探り、実現していきます。
発着港を、地域経済拠点としてとらえ、客船の発着によって新たな経済が生まれることを目指したいと考えています。電池推進客船の給電に、発着港での小規模再エネ発電推進に取組みたいと考えています。
寄港地では新たな港湾の整備や開発を行わなくてすむように沖合での停泊(錨泊)や浮き桟橋の活用を行う。アンカリングの際には海の産業である漁業への配慮が最重要であり、錨が養殖設備などを傷つけたりしないようにすることも大事。
自然を壊すようなハードによる開発はもう不要。沖に停泊するので海の上そのものが観光地。島に上陸すれば、自然観察や体験ツアーなど。海からアクセスするからこそのアイデアがいっぱい出てきてほしい。このヨットスタイルクルーズを起点に、カフェやアートスペース、コワーキングスペースなど新たな「観光起業」が出てきてほしい。